軍司倫岬

お絵描きする人です。

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偉人の言葉「五十にして天命を知る」

『 天命 』という言葉について、考えてみた。今から約2500年前に生きた思想家・孔子は、「 子曰く、吾 十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順う。七十にして心の欲する所に従いて矩を踰えず。 」と、話していた、らしい。孔子が伝えたとされる教えの数々は、人によって、時代によって、その解釈が異なるからおもしろい。さて、この、「 五十にして天命を知る。 」の、『 天命 』である。辞書で調べてみると、1 天の命令。天が人間に与えた使命。 2 人の力で変えることのできない運命。宿命。 3 天の定めた寿命。天寿。という意味が載っていた。わたしは、おこがましくも、絵を描くということが、『 天命 』なのかもしれない…と、思うことが、ある。なんというか、逃れられないのだ。天なのか、神なのか、よくわからない無言の圧力が、常に、わたしを突き動かしている。「 やめる 」「 諦める 」という選択肢が、無い。「 描きたい 」というより、「 描かなければ 」と、思う。しかし、言葉ほど禁欲的ではなく、まあまあそこそこに楽しみながら描いている、という感じ。まあ、でも、モノが溢れる日本の、平成という時代であれば、『 天命 』など悟らずに生きていたほうが、幸せかもわからない…とも、思う。軍司倫岬

偉人の言葉「画は人なり」

最近、雑誌やSNSで、横山大観の作品をよく目にする。どうやら、生誕150年を記念して、展覧会をおこなっているらしい。横山大観は日本の美術家であり、岡倉天心を師とし、近代の日本美術界を牽引してきた。大観といえば富士といわれるほど、日本のシンボルともいえる富士山を描いてきたことで有名。その数は1500点を超えるとか。第1回文化勲章、正三位勲一等旭日大綬章、東京都台東区名誉区民、などなど…ようは、“スゴイ人”である。彼は生前、「 画は人なり 」という言葉を残している。筆をもって絵を習うことはそう大騒ぎしなくてもよいのです。それよりも人物をつくることが大事で、それを土台にしないことにはいくらやっても駄目なことです。人間が出来てはじめて絵が出来る。それには人物の養成ということが第一で、まず人間を作らなければなりません。歌もわかる、詩もわかる、宗教もわかる、宗教は自分の安住の地ですから、大事なものですし、哲学も知っていて、そうして、ここに初めて世界的人間らしき人間が出来て、今度は世界的な絵が出来るというわけです。世界人になって初めて、その人の絵が世界を包含するものになると思います。この言葉を知ったとき、わたしは、トンデモナイ世界に足を踏み入れてしまったと思った。人間が出来てはじめて絵が出来るとすれば、わたしは、一生かかっても、できた人間になれる気がしない。わたしの愚かさ、未熟さ、至らなさを、芸術をもって曝け出すまでである。軍司倫岬